ザ・ビートルズ アンソロジー 2
伝説のロックバンド。ザ・ビートルズ。
本作はレアトラックでビートルズの歴史を振り返る
『アンソロジー』シリーズの第2弾であります。
思えば、このシリーズを初めて聞いたのは高校時代のころでしたが、
ほぼ同時に村上龍の小説も読み始めたこともあり、
まさに文化系人生の「王道」を歩んでいたのだなぁと、
この文章を書いていた時に否応なく気づかされるのですが、
聞いていた当時は、無理に無茶を重ねてやっとこさっとこ
入学した高校にまったくと言っていいほどなじめず、
(これが卒業するまでつづいた。)
疎外された自分の状況を多々だた、こういうカルチャーで
慰めるしかない日々が続いていたころのことでした。
おかげで、今はそれが「メシのタネ」になっているので
元は取ったのかなと勝手に思っております。
それはさておき、本編に話題を戻しますと、
65年から68年初頭までに彼らが遺したスタジオアウトテイクや
ライヴ音源から集めた44曲に、ビートルズとしての新録音曲
『リアル・ラヴ』
を追加した豪華版になっており、ファンにとっては涙ものの
仕上がりとなっております。
「2」のメインどころは、彼らが録音に凝りはじめる
『リボルバー』から『サージェント~』あたりですので、
技巧を凝らした彼らの演奏や楽曲が聞きどころです。