有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

神謡

津軽三味線と和太鼓の「持ち味」を存分に堪能できるアルバムです。 ブックレットの中には『ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー』で有名な 日高晤郎氏が『躍動』という文章を寄せていたり、自らの思いを託したメッセージや、 収録されている楽曲すべて…

濁奏

和太鼓と津軽三味線の演奏者である木村善幸氏のアルバムです。 実のところを言ってしまうと、このアルバムを手にとって見たのは まったくの偶然で、取り立てて和太鼓や津軽三味線に 興味を持ってのことではありませんでした。木村氏の経歴を見ても、 1982年…

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番&第4番(パールマン)

この文章を書く前に、付録にあるライナーノーツを 読んでいたわけですが、正直なところ、僕はクラシックの 専門家ではありませんので、曲のできた経緯や背景、 第2,4番それぞれの楽章の解説も 「あぁ、そうなんですかねぇ」 としか言いようがないのでありま…

チャイコフスキー:交響曲第6番<悲愴>

チャイコフスキーの交響曲『悲愴』。この存在を知ったのは『マンガの神様』こと手塚治虫先生が 名作『ジャングル大帝』のクライマックスのムーン山でのシーンを描ききる際、部屋の中に 大音量でかけながら描ききったというエピソードからでした。ここでは『…

レッツ・トーク・アバウト・ラヴ

歌姫、セリーヌ・ディオンによる英語アルバムとしては 5枚目の作品になります。彼女といえば、映画 『タイタニック』の主題歌である 『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』がまず連想されると 思われますが、なにぶん僕自身もまた、そのクチで ございます。…

禁じられた歌

突如として音楽シーンから姿を消した女性ミュージシャン、 亜矢の『戦場の華』に続くセカンド・アルバムです。僕は このアルバムについて生地を書こうかとずっと思っていましたが、 つい延び延びになってしまいました。彼女のルーツとしている 音楽がニルヴ…

25絃箏のジブリ

2005年に東京藝術大学を卒業した女性二人により 結成された箏(25絃箏)ユニットのスタジオジブリ映画の楽曲を 25絃筝で弾いたアルバムです。これを知るきっかけとなったのは 僕がいつも行っている本屋のBGMでかかっていて、 「お、これイイナ」 と思っていた…

ブリーチ(デラックス・エディション)

グランジ系ロックバンド、ニルヴァーナが1989年に 『サブ・ポップ』というインディーズ・レーベルからのリリース されたアルバムです。本作は2009年に発表20周年を記念して、 ジャック・エンディーノの手によって リマスターされ再発されたヴァージョンであ…

街路樹(2枚組スペシャルエディション)(Blu-spec CD)

ロックミュージシャン。尾崎豊がリリースした4枚目の アルバムです。彼が無期限活動休止宣言の後に、 1986年5月に渡米し、翌1987年1月に帰国。その1年間の NYでの孤独な生活や、レコード会社の移籍、さらには自身の 覚醒剤所持による逮捕。謹慎処分を経た上…

ハンク・ジョーンズ~ザ・グレイト・ジャズ・トリオ~ / ラスト・レコーディング

毎度のことでございますが、僕はジャズを聴いているときは アーティストのことはほとんど知らない、もしくは 名前くらいは…。という程度の事前知識しかなく、聴き終えて 背景を調べて書いているというなんとも『泥縄』のブログ記事で ございます。今回聞いて…

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番、第2番

クリスティアン・ツィンマーマンと 小澤征爾率いるボストン交響楽団による ラノマニノフのピアノ協奏曲第1番と第2番です。 モスクワ音楽院の卒業試験の為に書かれ、 後年改作を施して決定稿が完成した第1番と、 近代的なピアノ技法や力強いダイナミズムに 端…

ブルー・インタールード

僕がウィンストン・マルサリスを聞くように なったきっかけは作家の平野啓一郎氏の 影響によるものが大であります。 マイルス・デイヴィスをこよなく愛する平野氏は 著作の中で様々な音楽を吸収し、最終的にはジャズの 範疇からも飛び出していった マイルス…

吉田兄弟ベスト 弐-2005~2009-

三味線を操りながらも様々なジャンルに挑戦し、 私たちを魅了し続けるデュオ、吉田兄弟のベストアルバム、 第2弾です。壱もそうでしたがBlu-spec仕様ですので、 本当に音の質がクリアで弦のたわむ音までもが僕の耳に 心地よく響いてきました。ここに収録され…

吉田兄弟ベスト 壱-1999~2004-

2012年を持ってデビュー12周年を迎える吉田兄弟がそれを機に リリースしたベストアルバムの第1弾です。Blu-spec仕様と いうことで、僕はこれをヘッドフォンで聞いていたのですが、 本当にこれを聞いていて音質がよかったです。 僕は吉田兄弟のことに関しては…