有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

ブリーチ(デラックス・エディション)

グランジ系ロックバンド、ニルヴァーナが1989年に

『サブ・ポップ』というインディーズ・レーベルからのリリース

されたアルバムです。本作は2009年に発表20周年を記念して、

ジャック・エンディーノの手によって

リマスターされ再発されたヴァージョンであります。

僕がこれを初めて聞いたのは大学時代のことで、部屋にこもって

このアルバムを聴いていたことをこれを書きながら

思い出します。全曲リマスターに加えて、

ボーナストラックとして、1990年2月2日にポートランド(

Pine Street Theatre)で行われた未発表ライヴを完全収録し、

さらに52ページブックレット付という豪華版であります。

ドラムが後に世紀メンバーのデイヴ・グロールではなく、

デイル・クローヴァーであるために、力強く、内臓に

ズシンと響くようなドラムが聴けないのが残念ですが、

荒削りながらも陰鬱な世界観を映し出した歌の世界と、

演奏はこの頃から顕著で、後の大ブレイクへと繋がる

感がありました。明るいだけではなく、こうしたくらい部分も

知ってこその音楽ファンであろうと、

これからも思っております。

 

ブリーチ(デラックス・エディション)

ブリーチ(デラックス・エディション)