イマジン・プロジェクト
2010年4月12日に70歳の誕生日を迎えたジャズ界の巨匠
ハービー・ハンコックの作品であります。
コンセプトは、「平和と地球規模の責任」となのだそうで、
世界各国からジャンルを問わずミュージシャンが選ばれ、
レコーディングと映像のプロジェクトが同時進行で
行われていたのだそうです。
これを聞いていたのは昼下がりだったのですが、
まさにその時間帯にふさわしいアルバムでございました。
コノノNo.1、ウームー・サンガレのフィーチャリングによる
ジョン・レノンの『イマジン』があり、
チーフタンズ、トゥマニ・ジャバテ、リサ・ハニガンによる
フィーチャリングのボブ・ディラン『時代は変る』も
非常に名演でありまして、
「こういうアレンジもあったのか!」
という感動的な演奏を1トラックごとに聞くことができ、
とてもよい経験でありました。
70歳を迎えてなおいっそう新しい試みに果敢に挑戦する
ジャズ・キーボーディストの第一人者である
ハービー・ハンコックの姿勢は、本当に素晴らしい
ものがあります。