ラバー・ソウル
このアルバムはザ・ビートルズが1965年
12月3日に発売したイギリス6枚目のオリジナル
アルバムでございます。製作時の
エピソードとしてレコーディングは
一ヶ月程度でませたということであります。
ビートルズは結成当時はライブバンドでしたが、
いくらライブで当時最新鋭の機材を使っても
会場全体の嬌声で自分達の歌声がかき消される
という現状に嫌気が差し、スタジオで様々な
音楽的実験をするという中期の作風に
なっていくわけでありますが、このアルバムは
その中期ビートルズの最初のアルバムで
ございます。
初めて聴いたのは高校か大学時代の間だと
記憶しているのですが、詳しいことは忘れ
ました。
しかし、何度聴いてもその素晴らしさは
色あせることはなく、新しい発見が
あるのです。
後に村上春樹の小説のタイトルにもなった
『ノルウェーの森(ノーウェジアン・ウッド) 』
や、バックコーラスでひたすら
「おっぱい」
を意味する言葉を連呼する女性賛歌の
『ガール 』
懐かしい場所を回顧録的に歌った
『イン・マイ・ライフ 』
など、どれも聞き応えのある曲が満載で
あります。
初めて聞くというビギナーも、
「ビートルズを語らせたら人には負けん!」
と豪語する人間も、そのどちらをも受け止める
包容力のある1枚でございます。