LAST TEENAGE APPEARANCE
夭折のロックミュージシャン。尾崎豊が10大最後のツアーの
通算4度目の代々木オリンピック・プールでのライヴの模様を
収録した、1987年発表の2枚組アルバムであります。
このアルバムは正直なところ、僕が彼の作品の中で唯一、
レンタルで借りて聴いていたもので、ファンにとっては
あまりほめられたものではないことは重々承知の上で
この記事を書かせていただきます。
ライブの最中のMCで、
「ここにあつまってきてくれたお前らの中に、俺と一緒に
本物の愛や真実をみつめようと歩いてゆく連中がいる
ならば、俺はそいつの為に命を張る」
といったことが大変な物議をかもし、
「新興宗教の集会」
とまでかかれたことは有名な話で、いまだに僕もそのときの
映像を見てしまうと、つい彼の世界に引き込まれそうで
とても難儀しております。
「街の風景」のスローバージョン、弾き語りでの「シェリー」
他、彼が10代で生み出した代表作が13曲収録されており、
「若さ」というものを漲らせてライブをしていた彼の
在りし日の姿が目に浮かんで、目頭が熱くなってしまうのです。