孤独なランナー
アーティストの一人で、彼曰く『街の風景』はここに収録されている
『孤独なランナー』のオマージュであるということ、インタビューで
話していたことを思い出しました。僕もこれをよく聴いていたのは
『フォレスト・ガンプ』でも使用されていた楽曲のひとつです。
ジャクソン・ブラウンにとっては通算5作目で、カヴァー曲や、
ツアー中のホテルやバスでの練習がてらの演奏なども
収録されているという試みを施したもので、ツアーで移動中の
音源もあって、今思い出しても前衛的だなぁと感じます。
個人的には最後のほうに収録されている
『ザ・ロード・アウト』と『ステイ』この2つの曲はセットで、
ツアーに明け暮れて、自分が今どこの街にいるのかも
わからないけれど、バックステージで観客たちのざわめきを
聞くたびに自分がなぜここにいるかを思い出すんだ。という
歌詞の内容と、『ステイ』でステージは終わったけれど、まだ
演奏したい、という観客と一体になる演奏が素晴らしいです。
シンプルな音と、深い歌詞。普遍的なものを感じます。