祈り~ヘイリー・シングス・ジャパニーズ・ソングス ベスト

彼女のことは山崎豊子原作のテレビドラマ『白い巨塔』で

主題歌である『アメイジング・グレイス』を歌っていたことで

知りました。その歌声がとても魅力的だったので、このアルバムを

聞いてみました。たった今知ったのですが、彼女は2004年に

世界デビューする1年前にも16歳で日本CDデビューを果たした

事があるんですね。本当に衝撃でした。ここに収録されている

楽曲は「希望」や「癒し」をコンセプトに彼女がセレクトし、

歌詞を英訳してカヴァーした日本のポップスを収録した

第1弾アルバム『純~21歳の出会い』と

第2弾アルバム『絆(きずな)』から楽曲をピックアップして

収録したベスト版なのだそうです。最近の日本のポップスには

とんと疎くなってしまった自分にも

『あ、これは聞いたことがある』

というものばかりで、それを彼女が歌うとこうなるんだという

新鮮な驚きで最後まで聞いておりました。アメリカ第2の国歌で

有名な『アメイジング・グレイス』にはじまって、

『翼をください』で深い感動を与えてもらい、

『ねむの木の子守歌』を彼女がこれだけ歌いこなす

ことに衝撃を受け、『あすという日が』で締めるという構成で、

久しぶりに聞いていてとても心地の良い音楽に出会いました。

祈り~ヘイリー・シングス・ジャパニーズ・ソングス ベスト