辻井伸行 展覧会の絵
ピアニスト・辻井信行氏による「マイ・フェイヴァリット・ショパン」に
続く海外録音ソロ・アルバムです。タイトルはピアノ音楽の最高峰というべき
ムソルグスキーの「展覧会の絵」とリストの曲が収録されております。
ご存知の方には『常識』なのでしょうが『展覧会の絵』は構成に特徴があり、
10枚の絵に基づく楽曲が無秩序に並ぶのではなく、
「プロムナード」という短い前奏曲。あるいは間奏曲が
繰り返して挿入されているのだそうです。
このアルバムを僕は夜中に聞いておりました。
実を言うと、曲の途中まで僕は別な方のアルバムを想像しており、途中で
自分でも知っている有名なフレーズが流れているのを聴いて『展覧会の絵』を
聴いていることに気づいたという体たらくでありました。
辻井氏のインタビュー記事に
よると
『長いし、有名だから弾くのに勇気がいった でも、だからこそ弾きたかった 』
のだそうで、このアルバムに賭ける『想い』というものをあとで知るにつけ、
こういう軽い聴き方をしてしまった自分を若干、後悔してしまいました。
僕はこのアルバムをパソコンを使った作業中に
聴いておりましたが、それにぴったりのアルバムでございました。
- アーティスト: 辻井伸行
- 出版社/メーカー: avex-CLASSICS
- 発売日: 2010/09/15
- メディア: CD
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