リュミエール
繊細で多彩な音色を自在に操る気鋭の
クラシック・ギタリスト。村治香織参のことを
初めて僕が知ったのは『情熱大陸』でした。
彼女は高校卒業後、最も多感な時期にパリに
留学しており、このアルバムには彼女が吸収した
フランスのテイストが存分に入っております。
『ジムノペディ 第1番』から3番。
『亡き王女のためのパヴァーヌ』などのクラシックの名曲を
文字どおりギターで奏でる彼女の力量には本当に
舌を巻いてしまいます。
僕は楽器がまるで駄目で、音譜もいまだに読めずじまいの
『聞き専門』
なのでありますが、数を聞き続けるとそれなりに耳が肥えてきて、
自分好みの曲やアーティストが見つかるというものです。
彼女の実力は2003年11月、英国名門クラシックレーベルDECCAと
日本人としては初のインターナショナル長期専属契約を
結んだまさに『折り紙つき』であることは言うまでもなく、
これからもますますのご活躍を、陰ながら祈るとともに、
いい作品や演奏も行い、作り続けていってくれればなと
願ってやみません。