有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

シン・ゴジラ音楽集

僕も2回劇場に足を運んで鑑賞した2016年7月公開、全国東宝系超拡大ロードショーとなり、大ヒットを博した庵野秀明総監督、樋口真嗣監督による特撮映画、『シン・ゴジラ』のオリジナルサウンドトラックです。

 

シン

 

楽曲の数々を担当するのは庵野秀明監督の作品には

欠かすことのできない存在となっている鷺巣詩郎氏であります。庵野秀明×鷺巣詩郎の両氏によるコンビは僕の10代を語るうえではマストアイテムであるアニメ『ふしぎの海のナディア』から

 

ふしぎの海のナディア

 

後に「時代と寝た作品」とまで称される『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズまで脈々と続くものであります。

 

 

 

本作の演奏順はほぼそのまま本編で使われた順で収録されており、

「1. Persecution of the masses (1172)/上陸」

から、クライマックスでながれる

「19. 宇宙大戦争/「宇宙大戦争」/ヤシオリ作戦」 

更に、ボーナストラックとして収録されている

「32. Under a Burning Sky (11174_united_choir) (ボーナストラック)」

まで、最後まで聞きごたえがあり、劇場で映画をご覧になった方ならどんぶり飯3杯は行ける事でありましょう。

 

 

 

シン・ゴジラ音楽集

シン・ゴジラ音楽集

 

 

サルバドールの朝

自分が見た映画の中で最も影響を受けている一つであるマヌエル・ウエルガ監督作品映画『サルバドールの朝』(出演:ダニエル・ブリュールレオノール・ワトリング他)のオリジナル・サウンドトラックが本作です。

 

現在でもメインテーマを聞くたびに理不尽な理由で、残酷に処刑されるサルバドールのシーンが頭をよぎり、目頭が熱くなってしまいます。

 

個人的には「蒸気機関車のあえぎ(ロコモーティヴ・ブレス)」や「サルバドール・デスカンサ」そして、エンディングテーマに流れる「イ・スィ・カントゥ・トリスト」に主題歌のボブ・ディランの名曲「天国の扉」他が収録されているのも嬉しいところです。

 

映画。ノベライズ。そしてサントラと僕自身がどっぷりとこの映画に浸りきったことには一片の後悔もありません。

 

彼が処刑された25歳のときは僕も人生で最悪の目に遭っており、そういった経験もこの作品に対しての「思い入れ」を深めているのでしょう。そんな事を考えております。

 

 

 

サルバドールの朝

サルバドールの朝

 

 

シンドラーのリスト ― オリジナル・サウンドトラック Soundtrack

ホロコースト題材にしたスティーブン・スピルバーグ監督の映画で、作曲はスピルバーグ監督の映画でもおなじみのジョン・ウィリアムズが担当しております。

 

この映画を初めて観たのは確か中学生ぐらいの頃だったかなとおぼろげな記憶をたどってみるのですが、今思えばずいぶんマセていたのかなと、中年になった僕は思うのでした。

 

このサントラは折に触れては聞きたいアルバムの一つでありまして、特にヴァイオリニストのイツァーク・パールマン氏(彼もまたホロコーストの犠牲者で下半身不随)によるテーマ曲は理屈抜きに魂に訴えかけるような畢生の演奏です。

 

そのほかにも「ゲットー」が解体されるときに流れていた子どもたちによる合唱曲や、シンドラーによって救われたユダヤ人たちが希望の地へ向かう『黄金のエルサレム』なども収録されており、流すたびに映画の内容が思い出されます。

 

シンドラーの相棒役である会計士のシュルテンがユダヤ教の経典である「タルムード」の一節「一人の命を救うものは、全人類を救うことができる」の言葉を思い出しました。

 

 

 

 

 

シンドラーのリスト ― オリジナル・サウンドトラック

シンドラーのリスト ― オリジナル・サウンドトラック

 

 

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)

この人にとって始まりと終わりは同じところにあった。そんなことを僕に感じさせたアルバムです。

 

伝説のピアニスト、グレン・グールドは1955年にこの作品のセンセーショナルなパフォーマンスで一躍有名となり、その26年後。同じ曲を収録し、結果的にそれが「白鳥の歌」となったことはあまりにも有名です。

 

このグレン・グールドJ.S.バッハの「ゴールドベルク変奏曲」はかのスティーブ・ジョブズ氏も生前に愛聴していた曲の一つだそうです。

 

ジョブズ氏の公認自伝『スティーブ・ジョブズ』(講談社)によると、彼のiPodにはこのアルバムと55年のヴァージョンが入っていて、ジョブズ氏は81年版のことを

「人間的な成熟を感じる」

という趣旨のことを語っていたことを思いだしました。

 

僕もまた、幾度も聴き直したい名盤だと思っております。

 

 

 

 

 

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)

 

 

冬の散歩道 ~S&Gスター・ボックス

僕がコレを始めて聴いたのは、今からもう何年も前の話で、彼らの名曲である「明日に架ける橋」が何度目かのマイブームになっていた頃であったとこの文章を書きながら思い出しております。

 

この作品はサイモン&ガーファンクルの中で誰もが一度は聞いたことがあるであろうという名曲を網羅した日本独自編集のベスト版です。

サウンド・オブ・サイレンス」

「スカボロー・フェア」

「59番街橋の歌(フィーリン・グルーヴィー)」

「コンドルは飛んで行く」

 

など。

 

数々のCMやドラマの主題歌や挿入歌として使われ、聞くものの心をいつまでも魅了して止みません。

 

 

 

 

 

冬の散歩道 ?S&Gスター・ボックス

冬の散歩道 ?S&Gスター・ボックス