サタデイ・ナイト・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード+1
「遊べる本屋さん」のキャッチフレーズで展開されている書店
の元ネタにもなっている名門クラブ・ヴィレッジ・ヴァンガード
での歴史的ライヴを収録した第3弾アルバムであります。
僕はサックスを弾いているアート・ペッパーのことをまったく
知らずにこのシリーズを聞き続けてきたのでありますが、
一度音楽活動から離れたものの、多くの困難を経て再び
第一線に返り咲いて来た方だっただのだな、ということだけは
よくわかりました。
ここでも彼は自らの持ち味であるアグレッシヴさを前面に
押し出したスタイルの演奏をされており、とても聞き応えが
あるものでありました。
最高のメンバーで何者にも囚われることのない自由な演奏。
それこそがジャズという音楽の真骨頂であり、
それを存分に本作でも堪能することができました。
部屋で一人でいるときにこのアルバムをかけて聞いていたので
ありますが、夜、このアルバムを聞きながら
「来し方、行く末」
を考えるのがいいものなのであります。
- アーティスト: アート・ペッパー(as、ts),エルヴィン・ジョーンズ(ds),ジョージ・ケイブルス(p),ジョージ・ムラーツ(b)
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
- 発売日: 2010/06/16
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る