軍歌大全集

明治期からの軍歌を2枚組のアルバムにしたオムニバスアルバムです。

気分を高揚させるためにはやっぱり軍歌です。しかし、その勇ましい

響きとは裏腹にある『哀しさ』がそこにあることは忘れてはいけないなと

そんなことも考えております。作家で活動家の雨宮処凛が

民族運動をやっていた頃、生活のために働いていたキャバクラで、

『軍歌の歌えるホステス』

ということである一定層のお客様には非常に受けがよろしかったのだそうです。

まぁ。それはさておいて、軍歌の中でも『名曲』ぞろいで、1枚目に収録されている

『麦と兵隊』『海行かば』『.昭和維新の歌』も名曲ですが、2枚目に収録されている

『出征兵士を送る歌』『月月火水木金金』『父よあなたは強かった』

『同期の桜』など、本当に目白押しのアルバムでした。時々無性に聞きたくなる

曲のジャンルの一つである『軍歌』。それをある人は「時代錯誤」という方も

いるのでしょうが、当時の世相を考えるという意味で、また、自らの闘争心を

かきたてるという意味でも折に触れて聞いていこうと思っております。

軍歌大全集