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有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

壊れた扉から

永遠の少年、尾崎豊の『十代三部作』の最後の作品。3rdアルバムです。

英題は『THROUGH THE BROKEN DOOR

(スルー・ザ・ブロークン・ドア)といい、須藤晃氏の命名でしょう。

前作の『回帰線』からの路線を引き継いだ形で、彼独特のメッセージ性の

強いロック・チューンや切なさの溢れるバラードを中心に構成されてあり、

エレクトリックなアレンジが目立つ内容になっております。

このアルバムは彼の当時のバックバンドである「Heart Of Klaxon」と

彼とで作るアルバムとして企画され、制作されたのだそうです。

彼の十代最後の日にリリースすると言う無茶な企画のために

レコーディングは強行軍を極め、これは僕もはじめて知った話で

ございますが、3曲目の「Forget-me-not」、

6曲目の「Freeze Moon」

7曲目の「Driving All Night」

等は一発取りしたて行くがアルバムに収録されており、そう思って

訊いてみるとまた違った印象を持ってしまいます。

これが発売されたあと、彼は音楽活動の無期限休止を宣言し、

ニューヨークへと旅立っていくのです。内容的には

1曲目の『路上のルール』から9曲目の『誰かのクラクション』まで

彼のライヴ人生の中でも盛り上がる曲が収録されているのが

大きな特徴であると思います。個人的には彼の音楽と太宰治の文学は

多感な時期には1度通り抜けなければならないある種の『関門』

では無かろうかと、最近ではそう思うことにしております。

壊れた扉から

壊れた扉から

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