ピクチャーズ
2012年にデビュー5周年を迎えた女性ピアニスト、
アリス=紗良・オットの通算5枚目となるアルバムです。
僕は彼女のことを情熱大陸で見て以来、ときどき彼女のアルバムを
聴いております。本作は、今までスタジオ、レコーディングによって
作品を発表してきた彼女が
初挑戦によるライブ作品を録音したものだそうです。
ライナーノーツによると彼女が師事してきたピアノの先生はロシア人で、
ムソルグスキーの曲が必須教養だったのだそうです。彼女自身にも
ムソルグスキーの曲は思い入れがあるものなのだそうで、
有名な≪展覧会の絵≫が収録曲の大半を占めることも
うかがえます。そのほかにもシューベルト後期の大作である、
ピアノ・ソナタ第17番も演奏されており、初めてこれを聴いたときに
『あ、これはどこかで聴いたことがある』
という印象を何回も受けました。それをしっかりとした技術で
弾きこなしていく彼女の技量もまた、驚嘆すべきものがあると
思います。
- アーティスト: アリス=紗良・オット,ムソルグスキー,シューベルト,ブラームス
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2012/10/17
- メディア: CD
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