有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

2CELLOS

僕がこの2人を知ったのは行きつけの本屋で彼等の曲が

流れたのを聞いていたからでした。

ルカ・スーリッチ Luka Šulić と

ステファン・ハウザー Stjepan Hauserの2人によるチェロのユニットによる

デビュー・アルバムです。彼等はクラシックの分野できちんと音楽の

勉強をした上で、ここで収録されているロックの名曲を奏でているので、

聞いていて本当に『あぁ、なるほどなぁ』とため息が出てしまいました。

彼等が世界デビューしたきっかけというのは2本のチェロだけで

マイケル・ジャクソンの"Smooth Criminal"を

演奏した映像をYouTubeにアップしたことでございました。

今見ても、彼等がお互いの技術を絡ませあいながら、演奏する

スタイルに驚きを隠せません。ここに収録されている楽曲は

彼等がクラシックのプレイヤーでありながら、

マイケル、U2ニルヴァーナ…。というスタンダードナンバー

といえるロックの名曲で、彼等いわく、ここで演奏している

アーティストの曲は、どれも子供の頃からずっと聴いてきて、

メロディや曲の構成の上でも大きな影響を受けてきたのだそうです。

Where The Streets Have No Name(U2) の導入部分の

演奏を聴いていたりしていると背中がザワッと来たり

Miserlou Pulp Fiction Theme (Dick Dale)のアレンジでは、

原曲がギターであるのに対し、チェロで奏でるとこういう風に

なるのかという新鮮な感動が、

Smells Like Teen Spirit (Nirvana)、永遠のアンセムである

この曲も非常に聞いていて心地よいものでございました。

彼等2人がこれからも更なる活躍をされることを、心から願って

やみません。

2CELLOS

2CELLOS