ザ・ビートルズ / 1967年~1970年
ベストアルバム。ここでは後半期に製作された
楽曲が収められております。正直な話、赤盤よりもこの青盤のほうを
聞いていることが多いです。4人の個性がくっきりして音楽性の違いが
目立ち始めたり、今までジョン・レノンかポール・マッカートニーのどちらかが
作詞、作曲するのに加えて、ジョージ・ハリスンが
メロディー・ソングライターとしての
頭角を現し始めたのも、後期からでございました。オープニングの
「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー 」のうねうねぶりに
度肝を抜かれたかと思えば、「 サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
にロックバンドの頂点を感じることができ、
「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ(愛こそはすべて) 」
にジョン・レノンが終生求めた『愛と平和』を今も感じることができるでしょう。
2枚目に入ってからは「バック・イン・ザ・U.S.S.R. 」にバンド崩壊の助長を。
「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」「ヒア・カムズ・ザ・サン 」「サムシング」
にジョージの才能を見ることが出来ることでありましょう。さらに、
自分達のレーベルである『アップル』のビルの屋上で歌われた
「ドント・レット・ミー・ダウン 」やバンド崩壊という避けようものない現実を
『なすがままに』受け入れようとする「 レット・イット・ビー」など、
本当に名曲ぞろいでございました。やはり、ビートルズをはじめて聴く、という方は
この『赤盤』と『青盤』が最初という方が多いのではないでしょうか?
- アーティスト: ザ・ビートルズ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2010/10/18
- メディア: CD
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