時計じかけのオレンジ オリジナル・サウンドトラック Soundtrack
鬼才・スタンリー・キューブリック監督作の
バイオレンス映画で、主演を務めるのは
数多くの模倣犯を生んだことから本国であるイギリスでは
つい最近まで上映もレンタルもできなかった
「いわくつき」の映画。そのサントラ盤です。
新し物好きのキューブリック監督らしく、映画音楽では
当時最新鋭のシンセサイザーが全編にわたって使用されており、
ブックレットには作曲の様子が写されているのですが、
黎明時のコンピュータと同様、シンセサイザーもバカでかい
装置がいくつも立ち並び、部屋の中を席巻していたことを
この文章を書きながら思い出しております。
一度見たら忘れることのできないおどろおどろしい映像で
始まるオープニングの後ろで流れている
「時計じかけのオレンジ」タイトル・ミュージック
に始まって、ケンカのシーンで使われていた
「泥棒かささぎ」序曲
街でひっかけた女の子と「3P」している最中
(コマ回しで撮影されていて本当に何度見ても爆笑してしまう)
に流れている
「ウィリアム・テル」序曲 ~スイス軍隊の行進
そして、この映画を(負の意味で)象徴する
ジーン・ケリーの「雨に歌えば(Singin' in the Rain)」
も収録されており、10代における自分の
「マスターピース」
とも呼べる1枚です。
- アーティスト: サントラ,エリカ・イーガン,ウォルター・カーロス,ジーン・ケリー
- 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
- 発売日: 1991/09/25
- メディア: CD
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