有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

時計じかけのオレンジ オリジナル・サウンドトラック Soundtrack

鬼才・スタンリー・キューブリック監督作の

バイオレンス映画で、主演を務めるのは

マルコム・マクダウェル

数多くの模倣犯を生んだことから本国であるイギリスでは

つい最近まで上映もレンタルもできなかった

「いわくつき」の映画。そのサントラ盤です。

新し物好きのキューブリック監督らしく、映画音楽では

当時最新鋭のシンセサイザーが全編にわたって使用されており、

ブックレットには作曲の様子が写されているのですが、

黎明時のコンピュータと同様、シンセサイザーもバカでかい

装置がいくつも立ち並び、部屋の中を席巻していたことを

この文章を書きながら思い出しております。

一度見たら忘れることのできないおどろおどろしい映像で

始まるオープニングの後ろで流れている

時計じかけのオレンジ」タイトル・ミュージック

に始まって、ケンカのシーンで使われていた

泥棒かささぎ」序曲

街でひっかけた女の子と「3P」している最中

(コマ回しで撮影されていて本当に何度見ても爆笑してしまう)

に流れている

ウィリアム・テル」序曲 ~スイス軍隊の行進

そして、この映画を(負の意味で)象徴する

ジーン・ケリーの「雨に歌えば(Singin' in the Rain)」

も収録されており、10代における自分の

「マスターピース

とも呼べる1枚です。

 

 

 

 

時計じかけのオレンジ オリジナル・サウンドトラック

時計じかけのオレンジ オリジナル・サウンドトラック