有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

ヴィヴァルディ:四季

カラヤンの秘蔵っ子』として名高いアンネ=ゾフィー・ムター

によるヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集『四季』と、

タルティーニの『悪魔のトリル』を収録した1枚です。

この作品は、彼女がドイツの現代画家であるグラウプナーの

絵画に触発されて指揮も自ら兼ねて演奏したときのライヴ版

であるのだそうです。

『四季』は有名な作品で、僕も中学校の音楽の時間に

聞いたことがありまして、今でも街中で流れると

「あ、ヴィヴァルディの『四季』だ」

とピンと来るくらいの有名な曲でありますが、

このアルバムでの斬新な解釈による演奏は、聴いていて

とても心地よく、新たな発見があるものでした。

『悪魔のトリル』も伸びやかな演奏で、彼女とともに

演奏をしているトロンハイム・ソロイスツは1988年に

結成された若手17名によるノルウェイのアンサンブルで、

こういう存在があるということも、新たな発見が

ありました。

 

ヴィヴァルディ:四季

ヴィヴァルディ:四季