ロン・カーターの世界
きっと本格的にジャズやクラシックを聞き込んでいる人間からすれば、
僕がここに書いていることは噴飯モノなんだろうなぁと思いつつ、
この文章を書いております。これは真実が半分、被害妄想がもう半分と
いったところでありましょう。
このアルバムもまた、夜に本を読んでいる際、BGMとして流していました。
僕はロン・カーターというジャズメンについてプロフィールを殆ど
読まないでこの記事を書いているという暴挙に出ているわけですが、
ジャケットからベースを弾いている方だというのは分かりましたし、
曰く
「チコ・ハミルトン・グループでプロ・デビューを
飾ってから半世紀」
経ってたどり着いた境地がこのアルバムなのだそうです。
彼はあくなき探究心で自らが理想とするジャズを追い求めていたそうで、
そういうストイックさが彼のファンを魅了するのでしょう。
曲目はロンのオリジナル組曲の他、
「ディア・オールド・ストックホルム」
「グリーンスリーブス」、
「雲(ジャンゴ・ラインハルト)」などの有名スタンダードで、
聞いていても
「あ、なるほどなぁ」
と思うものが多かったことを思い出しました。