五嶋龍 リサイタル
日本を代表する若手ヴァイオリニスト・五嶋龍氏の
アルバムです。ハーバード大学を卒業し、本格的に
演奏活動を開始したときのもので、僕はこれを聞き
ながら、端正なルックス。卓越したヴァイオリンの
技量。ハーバード大学卒業という学歴、それに加えて
松涛館空手も二段の腕前を持つパーフェクトぶりに
「おいおいおい、神様は一人の人間に『何物』
与えれば気が済むんだよ…。」
という思いが半分と、それでも五嶋氏の奏でる
ヴァイオリンの音色に素直に感動してしまう
二つの自分がございました。
本作は音楽の殿堂・NYカーネギーホールで行われた
コンサートの内容をほぼ完全に再現する形でスタジオ
録音でその翌日に完成させたものだそうです。
ヴァイオリンのしまれている
「愛の悲しみ」「美しきロスマリン」などが収録され、
躍動感と綿密な構成が両存する稀有なつくりと
なっております。
素晴らしい1枚でございました。