有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

モア・フォー・レス~アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード+1

本アルバムは、アート・ペッパーによる伝説の

ヴィレッジ・ヴァンガード・ライヴを収録した

第4弾ライヴ・アルバムであります。

僕もここ数日は彼のアルバムを聞き続けて

まいりましたが、そのどれもがいいものでありました。

ここにはアルト・サックスに加えて、テナー

クラリネットのプレイも収められており、ジャズに

関しては全く門外漢であった僕も、ただその音に

身をゆだねるだけでよい心地になれるもので

ありました。

3曲目に収録されている

『ジーズ・フーリッシュ・シングス』

テナーサックスによるソウル感あふれるバラード

ナンバーや、

5曲目に収録されている

『 モア・フォー・レス』ではクラリネット

吹いており、

「あぁ、こういうこともできるんだ」

という驚きを隠せませんでした。

そして、6曲目に収録されている『虹の彼方に』

では無伴奏ソロが披露されております。

どんな音楽も背景となる知識があってこそ、

その深い世界を味わうことができますが、

僕のように行き当たりばったりでも収穫があるという

事例の一つと思っていただければ幸いです。