有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

ベスト落語 五代目 桂文枝 「立切れ」「瘤弁慶」

『ベスト落語』シリーズの五代目・桂文枝師匠の

「立切れ」と「瘤弁慶」の2つを収録したものです。

年末年始にこういう噺を聞きながらすごすというのも、

なんともオツなものでありまして、この文章を書きながら、

畳を雑巾がけしていたことが思い出されて、東京の

修行時代のことを思い出して、なんとも言えない気持ちに

なってしまったことを思い出しておりました。

「立切れ」は僕はその辺のことは詳しくありませんが、

落語には珍しい純愛物語で、描写が難しい中を

見事に三味線に合わせて噺紀って見せる芸に驚きつつ、

楽しませてもらいました。

「瘤弁慶」は上方落語のうちに「東の旅」という

シリーズものがあるそうで、この噺も帰路大津の

宿へかかったところからオープニングが始まるわけです。

弁慶が瘤になって寄生しているというなんとも

現実離れした物語でありますが、こういう噺も

あるんだなぁと言うことで、

この話を聞かせていただきました。

なかなか奥の深いものであります。