(無題) 尾崎豊
俗に『ホワイトアルバム』と呼ばれる、夭折のロックシンガー。
尾崎豊が10代の頃、デビュー前に自宅や小さなスタジオで
録音された音源をマスタリング、CD化したものです。
記憶によるとこのCDを初めて聞いたのは高校時代のことで、
それ以前からもずっと彼の音楽を聴き続けてきたのですが、
あまりにも「生々しい」音源であったことを記憶しております。
構成は彼の生歌と一本のギターで息遣いが聞こえてきそうな
歌声と、感情を叩きつけたようでいて、入念に練り上げられた
歌詞世界はこの頃からすでに存在していたのだなと思うと、
彼はまさに『早熟の天才』であったんだなぁと、この文章を
書きながらそんなことを思い返しておりました。
収録曲は
1.もうおまえしか見えない 5:05
2.町の風景 5:35
3.Street Blues 6:24
4.ダンスホール 4:34
5.秋風 5:00
6.酔いどれて 5:01
7.弱くてバカげてて 4:07
作詞/作曲/演奏/録音:尾崎 豊
で生前発表されたものとアレンジや歌詞が違っていたり
するわけですが、それぞれが独立して存在しており、
彼が『生きた証』を永遠にこの世に留めてくれる1枚です。