サブウェイ特急
永ちゃんこと矢沢永吉によるセルフカヴァー・アルバムだそうで、
リリースされたのは1998年の9月9日ですから、おぼろげな記憶をたどってみると、
視聴コーナーで少しだけ聞いていたような気がします。アルバムの紹介によると、
「自らの過去の曲に決着をつけるべく一流のミュージシャンと作り上げた」
ということで、僕は残念ながら矢沢永吉の熱心なファンではないので原曲が
いつ歌われたとか、同じ曲を聞き比べてどちらがいいかとはまったくわかりませんが、
年齢を重ねても声が非常に若々しく、ハリとツヤがあって、いうなれば門外漢の僕ですら、
彼の世界に引き込ませるというのは、彼の持つ歌の『パワー』によるものなのでしょう。
個人的には歌の世界には100%共感できるものではないのですが、
昔付き合っていた女性がそのことをまったく知らない別な男と結婚するのを遠くから
ひそかに祝福するものや、十代の女の子を年上の男が
危なっかしそうに見つめる内容の曲。そんなものが心に残っております。
これは自分の実体験から来るものなのかはわかりませんが、通して聞いてみて、
「あぁ、そういえばあんなこともあった。こんなこともあった」
と、すこし過去を聴きながら振り返っておりました。
- アーティスト: 矢沢永吉,木原敏雄,相沢行夫,ちあき哲也,山川啓介,西岡恭蔵,松本隆
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1998/09/09
- メディア: CD
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