ポルナレフ革命
このアルバムを聞いていた当時、僕はどうしても急ぎのカネがいる事になって、やりたくもない
引越しのアルバイトをしておりました。もちろん、必要に迫られていやいややらざるを
得なかったものなのでその結果たるや惨憺たるものでございました。あまりに
嫌気が差した僕は最後のほうになるとヤケのヤンパチな気持ちとなり
「べつにいいや。おいらこれで食ってくわけじゃないし。
ここには自分の時間とお金を交換するために来たんだ」
そう思わなければとてもじゃないがやっていられなかったのでございました。
そんな憂鬱たる思いの中で、往復の車の中で聞いていたのがこのアルバムでした。
今でもこれを聞きなおすと、当時の記憶がよみがえってきて、なんとも言いようのない
気持ちになってしまいます。
「ファンクラブの皆様へ」
という曲はどこかで聞いた事があったので
「あぁ、この人が歌っていたんだ」と思いましたが、
僕はフランス語がまったく分からないので、
後の曲はただの「音」としてきいていました。でも、非常に心地よかったです。
肉体的な疲労とフレンチポップス。どこをどう考えてもありえない組み合わせで
あると思いますが、そんな風にして僕はこのアルバムを聞いておりました。
- アーティスト: ミッシェル・ポルナレフ
- 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
- 発売日: 1999/03/25
- メディア: CD
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