有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

ワン・チャンス

『携帯電話のセールスマンから大スターになった男』

そんな絵に描いたようなシンデレラストーリーを生きた男。

ポール・ポッツのデビュー・アルバムです。僕は彼を初めて見たのは

ビートたけしがホストを勤める『世界まる見え!テレビ特捜部』という

番組からでした。彼の人生がダイジェストで振り返られ、人生の転機と

なったサイモン・コーウェルのオーディション番組

『Britain`s Got Talent』に彼が出演した際

『オペラを歌います』

と彼が宣言し、審査員をはじめとしたオーディエンスが

「おいおい、マジかよ」

という反応をする映像がこれを書きながら思い出されます。

しかし、彼が歌い始めるや会場は一変します。そのすばらしい歌声に

惜しみない拍手と喝采が巻き起こり、かくして彼は鮮烈なデビューを

果たすことになりました。昨日、この記事を書くために改めて

聞きなおしておりましたが、一曲一曲がとてもすばらしかったです。

オペラ『トゥーランドット』のアリアである『誰も寝てはならぬ』を

はじめとし、サラ・ブライトマンのカヴァー曲である

『 タイム・トゥ・セイ・グッバイ 』これはサラのヴァージョンとはまた違った

聞き応えがありました。さらに『マイ・ウェイ 』を聞いていると、

これまで彼が歩んだ苦難の人生が想起せられ、思わず涙ぐむ

ものがあるかと思われます。日本版ではボーナストラックが

4曲収録されており、それぞれ『オー・ホーリー・ナイト』 

『きよしこのよる』『アヴェ・マリア』『天使の糧』です。
クリスマスによく流れていますが、季節を問わず聞いても
やはりいいものです。

ワン・チャンス

ワン・チャンス