ワン・チャンス
『携帯電話のセールスマンから大スターになった男』
そんな絵に描いたようなシンデレラストーリーを生きた男。
ポール・ポッツのデビュー・アルバムです。僕は彼を初めて見たのは
ビートたけしがホストを勤める『世界まる見え!テレビ特捜部』という
番組からでした。彼の人生がダイジェストで振り返られ、人生の転機と
なったサイモン・コーウェルのオーディション番組
『Britain`s Got Talent』に彼が出演した際
『オペラを歌います』
と彼が宣言し、審査員をはじめとしたオーディエンスが
「おいおい、マジかよ」
という反応をする映像がこれを書きながら思い出されます。
しかし、彼が歌い始めるや会場は一変します。そのすばらしい歌声に
惜しみない拍手と喝采が巻き起こり、かくして彼は鮮烈なデビューを
果たすことになりました。昨日、この記事を書くために改めて
聞きなおしておりましたが、一曲一曲がとてもすばらしかったです。
オペラ『トゥーランドット』のアリアである『誰も寝てはならぬ』を
はじめとし、サラ・ブライトマンのカヴァー曲である
『 タイム・トゥ・セイ・グッバイ 』これはサラのヴァージョンとはまた違った
聞き応えがありました。さらに『マイ・ウェイ 』を聞いていると、
これまで彼が歩んだ苦難の人生が想起せられ、思わず涙ぐむ
ものがあるかと思われます。日本版ではボーナストラックが
4曲収録されており、それぞれ『オー・ホーリー・ナイト』
『きよしこのよる』『アヴェ・マリア』『天使の糧』です。
クリスマスによく流れていますが、季節を問わず聞いても
やはりいいものです。
- アーティスト: ポール・ポッツ
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2007/11/21
- メディア: CD
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