グリーグ&シベリウス:北欧音楽の新伝説 2
これを手にとって聞いたきっかけはまったくの偶然でした。
札幌には4年住んでいたことがあるので土地勘があります。
ここでは通常の札幌コンサートホールでの収録ではなく、
札幌芸術の森アートホールでのセッション録音で、
高音質なSACDハイブリッド盤での楽曲が収録されております。
場所を聞いて『あぁ、なるほど。あそこかぁ』と思ってしまいました。
収録楽曲は
1. 抒情組曲 作品54 I.羊飼いの少年 |
2. 抒情組曲 作品54 II.ノルウェー農民の行進曲 |
3. 抒情組曲 作品54 III.夜想曲 |
4. 抒情組曲 作品54 IV.トロルの行進 |
5. 二つの悲しい旋律 作品34 I.傷ついた心 |
6. 二つの悲しい旋律 作品34 II.過ぎにし春 |
7. 二つの荘重な旋律 作品77 I.聖歌「喜べ、わが魂よ」 |
8. 二つの荘重な旋律 作品77 II.献身「わが真なる心より」 |
9. 交響詩「ポヒョラの娘」 作品49 |
10. 交響詩「夜の騎行と日の出」 作品55 |
11. アンダンテ・フェスティーヴォ というラインナップで、曲一つ一つの背景はライナーノーツで 理解したものの『あ、この曲はどこかで聞いたことがある』 というものが散見出来てよかったです。僕個人はこのブックレットで 初めて名前を拝見させていただきましたが、三浦洋氏による秀逸な 解説が載せられています。これを読むとなおいっそうのこと理解が 深まるかと思います。トラック7-8に収録されているシベリウス作曲の 『二つの荘重な旋律』における、札響首席チェロ奏者である 石川祐支氏の見事なソロも聞き応えがある演奏でございました。 |