有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌

僕がショパンを聞くようになったきっかけというのは、

芥川賞作家・平野啓一郎氏の

『葬送』という小説を読んだことです。

内容はショパンとドラクロワの友情を軸に

フランスの社会と芸術に生きた人々を描いたもので、

本当に内容は重量級ですが、

読み応えのある文学作品でありました。

さて、今回紹介する音楽は、やっとクラシックで、

ここに収録されているのは4つのバラードと、

幻想曲、舟歌が収録されております。

クーリエ・ジャポン』という雑誌でクラシックに関する

特集が組まれたときにも平野啓一郎氏がショパンの演奏者は

この人のこのアルバムがベストであると絶賛しておりました。

『ピアノの詩人』といわれたそのショパンが

作り出した音楽を、これまた最高峰のピアニストである

クリスティアン・ツィマーマンの演奏に

よって紡ぎだされていく。本当に至福といっていい

時間でした。これを聞いている間は。

それにしても、ライナーノーツを見ていて

感じたことですが、ここにあげられでいる6曲は全て、

彼の弟子をはじめとする『誰か』

に捧げられたものなんだということをはじめて知りました。

ショパンのレッスンを受けるのは当時では

本当に贅沢なことであったらしく、なおかつ

練習熱心で才能がない人間には

教えなかったそうですから。「ショパンの弟子」と

社交界で言われるのは、本当に名誉なことだったのでしょう。

本当にこれを聞いたのは、これが初めてのことでありましたが、

間違いなく名盤だなと。

つくづくそう思いました。

ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌

ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌

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