有坂汀の音楽レビュー

私、有坂汀が今まで聞いていた音楽や、最近お気に入りの音楽をアルバム中心に紹介するブログです。

J-POP

透明な色

「AKB48の公式ライバル」として発足したアイドルグループ、 乃木坂46のデビューアルバムです。 ほんの少し前まではアイドルにまったく興味のなかった僕が このアルバムを聴くようになったきっかけは2015年に知り合った 「乃木坂に己の青春をささげた男」 こ…

柴咲コウ Single Best

毎回12月の後半から1月の半ばになると、 僕にはいやでも思いだす曲が二つありまして、 それは、柴咲コウの『影』とレミオロメンの『粉雪』 であります。 あらかじめ断っておきます、僕は彼らの熱烈な ファンではありませんので、少し筆が過ぎるのは ご容赦く…

私を抱いて下さい(DVD付) CD+DVD

ここ何年かで久しぶりに「音楽」と向き合った気がします。 シングル「リンゴ売り」「裸電球」を含むシンガーソングライター、 中村中さんのセカンド・アルバムです。 衝撃的な内容でヒットを博したシングル「リンゴ売り」「裸電球」を含む 11曲が収録されて…

残響

現在もアーティスト。俳優として 第一線で活躍する福山雅治氏のアルバムです。 ここに取り上げておいてこういうことを書くのは何ですが、 僕はそんなに福山雅治のディープなファンではありません。 ただ、アーティストとしての彼の力量は折り紙つきで、 さら…

誕生

26歳の若さで世を去ったロックミュージシャン。尾崎豊が 1990年11月にリリースされた通算5枚目のアルバムです。 実は僕はこのアルバムが一番好きで、再起をかけて自分のすべてを 注ぎ込んでいた彼の意気込みが前面に伝わってくるからです。 収録楽曲もCDにし…

放熱への証

26歳の若さで夭逝したロックミュージシャン。尾崎豊が 生前最後に発表したアルバムです。実を言うと最初に始めた アメブロのタイトルをこれにしようかなと思っていたことがありまして。 歌詞カードのちょうど見開きのところに書かれている言葉で、 『生きる…

(無題) 尾崎豊

俗に『ホワイトアルバム』と呼ばれる、夭折のロックシンガー。 尾崎豊が10代の頃、デビュー前に自宅や小さなスタジオで 録音された音源をマスタリング、CD化したものです。 記憶によるとこのCDを初めて聞いたのは高校時代のことで、 それ以前からもずっと彼…

Heart Song

日本のポップスが好きで日本に留学し、帰国するも 日本恋しさに再来日し、歌手として活動をしている アメリカ人ソウル・シンガー“クリス・ハート”の デビュー・アルバムです。デビュー作は 日本のポップス大好きな彼らしく、 収録されている全13曲はすべて我…

フォークソング伝説

ここ最近の僕はずいぶんと青春の一時期を「政治の季節」にささげた方の本を読む 機会がありましたので、彼ら彼女らがおそらく聞いていたであろう曲が聴きたくなって、 手にとって聴いておりました。とくこれだけの曲を著作権の壁を越えて集めたものだなと、 …

禁じられた歌

突如として音楽シーンから姿を消した女性ミュージシャン、 亜矢の『戦場の華』に続くセカンド・アルバムです。僕は このアルバムについて生地を書こうかとずっと思っていましたが、 つい延び延びになってしまいました。彼女のルーツとしている 音楽がニルヴ…

街路樹(2枚組スペシャルエディション)(Blu-spec CD)

ロックミュージシャン。尾崎豊がリリースした4枚目の アルバムです。彼が無期限活動休止宣言の後に、 1986年5月に渡米し、翌1987年1月に帰国。その1年間の NYでの孤独な生活や、レコード会社の移籍、さらには自身の 覚醒剤所持による逮捕。謹慎処分を経た上…

九段

僕が井上陽水を聞いているの母の影響で、今でも井上陽水がライヴなどで 地元を回ってくると、チケットを手に入れてはいそいそとコンサートに足を運んで いるのです。僕がこのアルバム『九段』を聞いたのはつい先日のことで、 「陽水でも聞いてみようかな。久…

サブウェイ特急

永ちゃんこと矢沢永吉によるセルフカヴァー・アルバムだそうで、 リリースされたのは1998年の9月9日ですから、おぼろげな記憶をたどってみると、 視聴コーナーで少しだけ聞いていたような気がします。アルバムの紹介によると、 「自らの過去の曲に決着をつけ…

壊れた扉から

永遠の少年、尾崎豊の『十代三部作』の最後の作品。3rdアルバムです。 英題は『THROUGH THE BROKEN DOOR』 (スルー・ザ・ブロークン・ドア)といい、須藤晃氏の命名でしょう。 前作の『回帰線』からの路線を引き継いだ形で、彼独特のメッセージ性の 強いロ…

回帰線

26歳と言う若さで早逝したロックミュージシャン、尾崎豊による のセカンド・アルバムです。須藤晃氏によってつけられた英題は 『TROPIC OF GRADUATION』(トロピック・オブ・グラデュエーション)です。 僕はこれを14歳の頃から聞き始めておりましたが、その…

Coda

このアルバムもまた、最初に聞いていたのは高校時代のことで、 今でも節目節目のときには聞いております。やはり、10代に聞いていた 音楽というのはその人間にとっての『マスターピース』となるようで、 これもその一つなのかもしれません。少なくとも僕にと…

戦場のメリー・クリスマス [Soundtrack]

僕が坂本龍一を聞き始めたのは高校時代からで、 故飯野賢治氏の自伝である『ゲーム』を読んだことがきっかけでした。 映画そのものは大学時代に見たのですが、 このサントラだけは高校時代に聞きました。坂本龍一といえば まず最初にこの映画のテーマ曲であ…

GOLDEN☆BEST 奥田美和子

本作品は、GOLDEN☆BESTシリーズ。でいくつかのアーティストの アルバムが出ているのですが、 本作は歌手、奥田美和子初のベストアルバムで、 彼女の行ってきた歌手活動の軌跡が うかがえるとともに、ベストアルバムとしての 何もふさわしいものであると思っ…

BAGHDAD SKY

女性ロックシンガー、亜矢によるヨーロッパで好評価を受けた デビュー・アルバムに続く2作目です。 彼女の存在は現在の音楽シーンでは 忘れらされたような感があるのですが、 その音楽性はグランジの影響を受けたもので、 ポスト・オルタナティヴ世代を地で…

戦場の華

僕が20歳の頃からその存在を追い続けている 女性ミュージシャンがおりまして。彼女の名前は亜矢。 一時期ロックシーンの話題を総なめにしてから ふっとわれわれの前から姿を消したアーティストです。 僕は何をしているときでも、片時も彼女の存在を忘れたこ…

君を想う

歌手、奥田美和子さんのセカンドアルバムです。これを書く際に改めて聞いてみたのですが、 やはり、彼女の歌声の力強さは、本当に聞いていて心地がよいです。 ここでは、柳美里さんの作詞した楽曲のほかにも、自身が作詞に挑戦したものもあったりと、 意欲的…

二人

歌手、奥田美和子さんのデビュー・アルバムです。彼女のことを はじめて知ったのはTBS系 金曜ドラマ『ヤンキー母校に帰る』であり、彼女が歌っていた 『青空の果て』でした。作詞をしていたのが芥川賞作家の柳美里さんだということも僕の興味を 惹いたのかも…

17歳の地図

初めて僕が記事を書くために選んだアルバムは、 自分の人生で最も影響を受けた アーティストの一人である尾崎豊のデビューアルバム 「17歳の地図」にしました。 その当時の映像がYoutube上でも確認できるのですが、 ソニー主催のオーディションに合格し、 17…